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2011年3月16日水曜日

放射線情報のよみかた #jishin

情報はできるだけ信頼できる専門家の周囲からあまり影響受けていない情報を得ることが普段から大切ですが、東北関東大震災とその津波による大打撃を受け原発事故真っ最中の日本における最重要ライフハックになります。
まちがっても、声の大きいだけの人、目立つだけの人の言葉に振り回されないことですし耳をかさないことです。

放射線情報については

独立行政法人 放射線医学総合研究所


マイクロシーベルト、ミリシーベルトといった普段聞かない横文字が並んでますます意味不明な状態だと思います。

放射線医学総合研究所が分かりやすいのですが、一番報道で間違っているのは単位を無視したり影響を過大に感じさせる表現や過小評価し始めたこと。

安全も危険もともに間違っています。

ちょうど塩の食べていい量が近いかもしれません。
一般に言われているのは、一年間トータルで被爆したときの影響です。
塩なら一日8グラムまでとして年間では2,920グラム。およそ3キログラムです。
一日の量なのか一年間の総量なのか、どちらを言っているかで思い切り違います。

塩のような身近なものは適当に言われても検討はつきます。
3キロ以内にしましょうといえば年間ですし、8グラム未満にしましょうと言われれば一日の量。
一回の食事は2グラムを目安にしましょうといえば、とても実用的です。


放射線の場合には一時間あたりの量を言うことが多いようです。
ただし観測した瞬間の数値を言っているのがほとんどで、一時間平均した本来の数値は不明のままです。少量の間は一時間の平均値や一日の平均値でおおい少ないを見ないと、ほとんど意味がありません。

それに対して大容量になると話は一変します。
例えば塩を100グラムも一気飲みすると命に関わる、一般に致死量が30~300グラムと言われています。
間違えて塩を大量に飲むとは考えにくいですがコップいっぱいの醤油をコーラと間違えて一気飲みすると危険です。
同様に、ミリシーベルトやシーベルトという単位で語られるときは、一気飲みとおなじで平均値ではなく直接生死にも関わるような放射線の量になります。


ですからニュースや情報でマイクロシーベルトで語るときは、ニュースだなぁと聞き流していてもいいし注目してもいい。単位がミリシーベルトに変わったら刮目(目を見開いてしっかと見る)してください



これも分かりにくいですね。
それぞれ基準・対象が違います。

シーベルトというのは放射線の影響を表現するときの単位。
ベクレルはウランなどがどれくらい核分裂しているかを考えるときに使う単位。
グレイは、思い切り物理学な単位で放射線を吸収してそれがどのくらい熱に変わったかを表す単位。

ベクレルが使われると、放射能が漏れているような状態なので非常に危険な状況です。

<参考> 放射線の単位

・シーベルト(Sv)

 人体が放射線を受けた時、その影響の度合いを測る物差しとして使われる単位。


・ベクレル(Bq)

 放射能を表す単位。1ベクレル(Bq)は、1秒間に1個の放射性核種が崩壊することである。


・グレイ(Gy)

 放射線が当たった物質が吸収した放射線のエネルギーで表される放射線量。1Gyは物質1kg当たりに1ジュール (J)のエネルギーが吸収されることを意味する

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