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2011年3月8日火曜日

日立GSTが身売りによって日本からHDDメーカーが無くなる

ハードディスクという部品をご存知でしょうか。
パソコンでは主要パーツであり、テレビやビデオでもなくてはならない主要パーツになってきました。

大容量のデーター、テレビ放送などを保存しておく部品です。
パソコンでは必須パーツでしたが、SSDという新しい部品の登場で徐々に必須パーツの位置から降り始めています。
※MBA(アップルのMacBook Air)ではHDDを全廃してSSDになりました。
※iPodでは大容量の動画を保存できるようHDDモデルがありましたが、iPhoneやiPadではすべてHDDの代わりにSSDの類を使っています。


では、不要になったのか。

IBMという世界最大のコンピューターメーカーがハードウェアからの事実上の撤退を決めパソコン事業とハードディスク事業を売却しました。
パソコン事業は中国のパソコンメーカーが買取レノボのブランドはそのまま使い続けています。

ハードディスク事業はWDかシーゲートが買い取るとばかり思っていたら日立製作所が買収し自社のHDD部門と一体化して日立GSTという会社を作りました。
今回売却された会社です。

このときは時代遅れの分野への投資としてババを掴まされたと考えた人が多くいました。
わたくしもババを引かなくても良いのにとうけとりました。

しかし、それまでの赤字体質から脱却し事業としては意外にも成功しかけました。
パソコンは衰退期に入り、パーツとしてはもうSSDへ移行が加速するでしょう。
クラウド化が進む中、個人で大容量のHDDを使う人は減るでしょう。

代わりにヘビーユーザーはホームサーバーを導入したりPogoplugをつかって個人クラウドを作り十数TBあるいは数十TBといった大容量のストレージを運用するように変わるため、個人向け販売数はむしろ増えそうです。
き業務家の販売もパソコン向けは減っても代わりに録画用のテレビやビデオレコーダー用の需要は旺盛になるばかりです。

ずいぶん時間がたってIBMのあとを追うような事業の見直しですが製造業の中核だった企業がなくなっていくのは不安材料です。

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